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イギリスの総督に連れ去られた村の娘の奪還のため、首都デリーに潜伏しているゴーンド族のリーダー・ビーム(NTR Jr.)と、ある“大義”を胸に秘め、英国政府に忠誠を誓う警察官ラーマ(ラーム・チャラン)。2人は、少年の命を救う運命的な出会いによって、友情と信頼を深めていく。そんなある日、ビームはあるきっかけで一目惚れした白人女性を助け、そのお礼にイギリス総督府で開催される社交クラブのパーティーに誘われる。
今回解禁された本編映像では、ラーマとビームがそのパーティーに参加し、心躍る歌とハイレベルの激ムズダンス・ナートゥダンスをキレッキレに披露している姿が収められている。
インド国内でも1,2位を争う程、ダンスの巧さに定評がある2大俳優が作り上げたシーンだけあって、一度観たら中毒必至! 心躍る歌はもちろん、「早送りじゃないか?!」と目を疑いたくなる息ピッタリの高速ダンスを披露している。このダンスは、インド映画のダンススタイルに乗っ取って作られており、『マガディーラ 勇者転生』(09年)、『バードシャー テルグの皇帝』(13年)、『バーフバリ 王の凱旋』(17年)など、数々のヒット作品で華麗なるダンスを手がけた振付師、プレム・ラクシータが担当。
ラージャマウリ監督は「主演の2人の振り付けがズレることなく、ピタッとあってシンクロしている姿をみせたかったです。1人が手を動かしたら、もう1人の手も同じ高さで手をあげ、その姿が同じアングルで収まってほしい。すべてを同じように見せたかったです。2人はダンサーでもあるので、ステップはすぐパパッとできるようになりました。しかし、全く同じように踊るというのは、ものすごく難しくてチャレンジだったと思います。そのため、撮影に入る前、その後リハーサルセットでも練習を繰り返し、毎晩トレーニングをして撮影本番に備えていました」と、ダンスシーンの誕生秘話を明かし、「単なるダンスシーンを入れて『いいね、よかったね』だけではなく、このシーンに至るまでのストーリーと共に、感情を伝えて(観客に)喜んでもらいたい、それが、このダンスシーンで成し遂げたいことでした」と、このシーンに込めた想いを伝えた。
また、本作の撮影はインドをはじめ、オランダ、ブルガリアなど世界を股にかけて行われ、今回、解禁となったミュージカルシーンは、ウクライナの<マリア宮殿>で撮影されていたそう。陽気な歌と笑顔を浮かびながら踊っているシーンでありながらも、ただ、ダンスを魅せるだけではなく、物語のなかでも重要な展開が含まれているので、是非、大きなスクリーンで歌とダンスの迫力はもちろん、一国の命運を左右する男たちの熱い友情物語を堪能してほしい。
■ストーリー
舞台は1920年、英国植民地時代のインド。
英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム。大義のため英国政府の警察となるラーマ。
熱い思いを胸に秘めた男たちが運命に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることに。
彼らが選ぶのは、友情か? 使命か?
監督・脚本:S.S.ラージャマウリ
原案:V.ヴィジャエーンドラ・プラサード
音楽:M.M.キーラヴァ―二
出演:NTR Jr./ラーム・チャラン
原題:RRR/2021年/インド/テルグ語、英語ほか/シネスコ/5.1ch
日本語字幕:藤井美佳
字幕監修:山田桂子
応援:インド大使館
配給:ツイン
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