今も続く「部落差別」の問題を描いたドキュメンタリー映画が公開されました。
部落差別の発端となった江戸時代の身分制度は明治になって廃止され、現在、法律や制度のうえで「部落」は存在しません。
しかし映画「私のはなし部落のはなし」は、「部落」とされた場所で暮らす人たちとの対話から、今も差別が続いている現状を浮き彫りにします。
なぜ差別が残っているのか…監督の満若勇咲(みつわか ゆうさく)さんは、あえて「差別をする側の人」の取材も重ねました。
その意図を「程度の差はあるものの差別意識を持っている人はいて、自分のこととして捉えて欲しかった」と話します。
【満若勇咲監督】
「差別する人を、こいつは悪で差別主義者で許せないみたいな映画を作ってしまうと、自分のことと切り離して考えてしまうので良くないだろうと。差別をする側、部落差別を残してきた側の日本人の意識みたいなものは、自分ごととして自分の延長線上として捉えることはできるだろうと、そういったものを描く必要があるなとは思っています」
映画「私のはなし部落のはなし」は、シネマート心斎橋などで上映されています。
カンテレ「報道ランナー」2022年5月26日放送
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