初めての公開から40年近くが経過しながらも、今なお色あせない映画「ターミネーター」。アーノルド・シュワルツェネッガー演じるターミネーターが放つ「I’ll be back」というセリフや親指を突き立てながら溶鉱炉に入っていくシーンが印象的な映画です。そんな「ターミネーター」を生み出したジェームズ・キャメロン監督が、新作の制作に意欲を示しているといわれています。今回は、その噂の真相について、調べてみました。
映画界に強い影響を与えた「ターミネーター」シリーズとは?
「ターミネーター」は1984年に第一作が公開されたアメリカのSFアクション映画です。ジェームズ・キャメロンが監督・脚本を務めました。映画は未来からやってきたロボット兵士「ターミネーター」と人類の抵抗勢力の戦いを描いています。
映画は、近未来の荒廃した世界から送り込まれた「ターミネーター」と人類の抵抗勢力の戦い、そして未来の変化につながる運命に焦点を当てています。「ターミネーター」は、緻密なストーリーテリング、スリリングなアクションシーン、特殊効果の革新性などで評価の高い作品です。
「ターミネーター」は公開後、2週間にわたって米国の興行成績のトップに立ち、最終的に7,830万ドルの興行収入を記録しました。この成功により、いくつかの続編やテレビドラマ、コミック・小説・ゲームなど、さまざまなエンターテインメントに影響を与えています。
さまざまなエンタメに広がる「ターミネーター」コンテンツ
ターミネーターは、映画だけでターミネーター、ターミネーター2、ターミネーター3、ターミネーター4、新起動 / ジェニシス、ニュー・フェイトの6つの作品が公開されています。映画だけでなく、テレビドラマ、小説、コミック、ゲームなどさまざまなエンターテインメントに横展開されているのも特徴です。
例えば「TERMINATOR: RESISTANCE」という「ターミネーター」「ターミネーター2」で表現された未来戦争を舞台にしたシューティングゲームが発売されています。また、フランス系のゲーム会社Naconが、ターミネーターシリーズを原作とするゲームの開発中であることを公表しています。
その他、人気が高まっているオンラインカジノではマイクロゲーミングからリリースされているオンラインスロット「ターミネーター2」が好評です。ターミネーターのワンシーンを取り入れたムービーや演出が魅力で、原作の雰囲気を味わえるボーナスも用意されています。
続編はジェームズ・キャメロン監督のリベンジとなるのか?
このような中で、ジェームズ・キャメロン監督が、新作の制作を予定しているという噂があります。
この噂は2022年に監督自身が「アバター」の公開に先立って、AIの切り口を取り入れた「ターミネーター」シリーズを再び作りたい、と語ったことから始まっています。最近になって、脚本を執筆しているのは確かであること、プロジェクトを進める前にAIの発展や方向性がはっきりするのを見極めている、といった発言が明らかになりました。
ジェームズ・キャメロン監督は「ターミネーター・ダークフェイト」を制作したミラー監督とクリエイティブな面で意見の相違があったとも伝えられており、最近の低評価に心を痛めている様子がうかがえます。そういったこともあり「アバター」で高度なテクノロジーの世界を描いたジェームズ・キャメロン監督が、AIの方向性が明確になった段階で、さらにパワーアップした「ターミネーター」の新作を制作するのではないかと、期待されているのです。
ジェームズ・キャメロン監督の新「ターミネーター」に期待!
さまざまなコンテンツに横展開をしながら、映画の世界観を今なお楽しめる「ターミネーター」シリーズ。映画の世界に没入できるゲームでも、多数の作品がリリースされています。
そして、ジェームズ・キャメロン監督の新作への意欲も見逃せないポイントです。AIとの融合で、さらにリアルで非日常な世界観が描かれるのではないかとも考えられます。ジェームズ・キャメロン監督作の「ターミネーター」が、映画のセリフそのままに「I’ll be back」と戻ってきてくれることに期待しましょう!