ゲーマー仲間に一目置かれたいなら、ゲームに関する知識を披露してみてはどうでしょう?だからといって、Wikipediaや長いオンライン記事に目を通す必要はありません。ちょっとした小ネタを知っておけば、まるでゲームの専門家のように語ることができますよ。この記事では、ゲーマー仲間を驚かせるような小ネタをご紹介いたします。
増加し続けるゲーマーの数と市場規模
「ゲーマーの数が増えている」なんて、コロナ禍でお家時間が増えた昨今、コントローラーを手にする人が増えたことを考えれば、当然といえば当然なのですが、驚くのはその市場規模です。
現在、ビデオゲームのアクティブユーザーは世界総人口の約半分である30億人程であり、その市場規模は約1600億ドルと石油資源の豊富なカタールのGDPに匹敵する規模です。また、このデータは一般的なビデオゲームのみを含むものであり、オンラインカジノゲームなどは除外されています。技術の進歩とともに飛躍的に成長しているオンラインカジノ業界なども考慮すれば、その市場規模はさらに大きなものとなるでしょう。
砂漠に埋められた伝説のクソゲー:アタリ社の『E.T.』
個人の意見にもよりますが、1982年発売のアタリ『E.T.』は史上最悪のクソゲーとして語り継がれています。
アタリ社の倒産はもちろん、ゲーム業界全体を揺るがせたアタリショックの引き金とも呼ばれる本作。売れ残りの処分を行う余裕さえない財政難にあったアタリ社がニューメキシコ州にある砂漠の埋め立て地に廃棄したと噂され、長らくの間は都市伝説となっていました。しかし、2014年、発掘調査によって砂漠に放棄された大量のゲームカートリッジが発掘されたのです。
幻の『テトリス』
『テトリス』は、80年代から90年代にかけて数千万本を売り上げた、史上最も売れたビデオゲームの1つです。
当時の『テトリス』をまだ持っているのなら、販売元がどこか調べてみてください。テンゲン社が発売していたものであれば、現存するのは10万本程度で、少しは高値がついていることでしょう。しかし、本当にレアなのは、世界に10本しか存在しないと云われるセガのメガドライブ版『テトリス』です。このメガドライブ版『テトリス』は完成していたが権利問題で発売が叶わなかったのですが、回収を逃れたカセットは幻のゲームとして非常に高値で取引されています。
サービス稼働期間が最も長いオンラインゲーム『Diablo (ディアブロ)』
オンラインゲームの歴史は多くの人が思うよりも長いものです。2000年代初頭にリリースされ、Battle.netを使ったオンライン対戦を搭載したハクスラゲーム『Diablo (ディアブロ)』は今もなお人気を誇っています。本作が『World of Warcraft』などのMMOゲームの原点だといっても過言ではありません。
現在でもオリジナル版をプレイすることができ、サービス稼働期間が最も長いオンラインゲームとなっています。プレイしているとあっという間に時間が過ぎてしまう、まさに不朽の名作です。
任天堂の提携破棄から生まれた『PlayStation(プレイステーション)』
ゲーム史の中でも実現叶わなかった巨大プロジェクトとして有名なのが、ソニーと任天堂によるゲームコンソールの共同開発です。
音楽分野からゲーム分野へ進出したことがなかったソニーは、市場参入に向けて任天堂にゲームコンソール共同開発するよう協力を依頼し、CDプレイヤー機能を搭載したコンソールになるはずでした。しかし、任天堂が提携破棄を申し立て、ソニー独自でのコンソール開発を行うこととなったのです。結果としては、初代『PlayStation(プレイステーション)』が開発および販売され、今でも後継機が世界中で人気なコンソールが生まれたのです。
ビデオゲームは判断能力を高める
ゲームは、若者の反社会的な行動を助長すると批判を浴びることがあります。ゲームのしすぎは若者の学力低下や社会荒廃の荒廃に繋がると非難するヒラリー・クリントンのような政治家もいます。
しかし、こうした主張に反して、ゲームをすることには大きなメリットがあります。ゲームは正確かつ迅速に判断下す能力を高めることが研究で明らかになったのです。ゲームでは周囲の状況を敏感に察知した上でマルチタスクをこなすため、現実での判断能力に影響を与えていると考えられています。ある研究によると、自らをゲーマーと呼ぶ外科医はゲームをしない同僚に比べ、医療ミスが37%少なかったといいます。
ですから、ゲームにヘイトを向ける人には、こうした研究を叩きつけてやりましょう。